ブランクがあっても訪問看護で復職できる? 準備と職場の選び方

子育てや介護、体調などの事情で、看護の仕事から離れていた方は少なくありません。「ブランクがあるのに、ひとりで訪問する仕事なんて」と思うかもしれませんが、訪問看護はブランクのある方の復職先として選ばれることも多い分野です。
訪問看護が復職先に向いている理由
- 日勤が中心で、生活のリズムを作りやすい
- 1日の訪問件数が決まっていて、仕事の量を見通しやすい
- 同行訪問から始めるステーションが多く、段階を踏んで慣れられる
- パートや時短など、働き方を相談しやすい職場がある
もちろん職場によってちがいます。だからこそ、選び方が大切です。
使える公的な支援
各都道府県にはナースセンターがあり、看護職の無料の職業紹介や、復職に向けた研修・相談を行っています。看護技術を実際に練習できる研修を開いている地域もあります。
また、2015年10月から、看護師等が離職したときにナースセンターへ連絡先などを届け出る制度 (看護師等の届出制度) が始まっています。届け出ておくと、研修や求人の情報を受け取れます。オンラインの「eナースセンター」から届け出ることができます。
事前に思い出しておきたいこと
全部を完璧に戻す必要はありません。訪問でよく使うものから、少しずつ思い出しておくと安心です。
- バイタルサインの測定と、その数字の読み方
- 主な病気 (心不全、糖尿病、COPD、認知症など) の観察のポイント
- 褥瘡の予防と処置の考え方
- よく使う薬の作用と副作用
- 介護保険のしくみの大まかな流れ (ケアマネジャーの役割など)
制度や物品は、離れているあいだに変わっていることがあります。入職してから教わればよいものも多いので、気負いすぎなくて大丈夫です。
職場選びで確かめたいこと
- 同行訪問の期間や、ひとりで訪問を始める基準
- 困ったときに電話で相談できる相手
- 勉強会や研修の機会
- オンコールの有無と、始める時期・回数
- 子育て中の働き方 (時短、急な休みの対応など)
見学やカジュアル面談で、実際に働いている人の様子を見るのが一番です。「ブランクがある」ことは、遠慮せず最初に伝えてください。それに合わせた始め方を一緒に考えてくれるかどうかも、職場を見きわめる材料になります。
まとめ
ブランクは、訪問看護をあきらめる理由にはなりません。公的な支援を使い、段階を踏んで始められる職場を選べば、もう一度看護の仕事に戻ることは十分にできます。


