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仕事を知る

病棟看護と訪問看護のちがい ― 転職前に知っておきたい6つのこと

住宅街 (東京都内、イメージ)
写真: Syced / CC0 (Wikimedia Commons)

「病棟の経験はあるけれど、訪問看護は自分にできるだろうか」。転職を考える看護師さんから、よく聞く迷いです。ここでは、病棟と訪問のちがいを6つの視点で整理します。

1. その場で判断する場面が多い

病棟なら、迷ったときに隣の先輩や医師にすぐ声をかけられます。訪問先では基本的に看護師がひとりです。だからこそ、多くのステーションは電話で管理者や先輩に相談できる体制をとり、はじめのうちは先輩と一緒に訪問する「同行訪問」から始めます。

いきなりひとりで全部を判断するわけではありません。最初は「何を見て、いつ相談するか」を身につけることが目標になります。

2. 主役は利用者さんとご家族

病院では治療のスケジュールに合わせて生活が組み立てられますが、在宅では暮らしが先にあります。入浴の時間、食事の好み、家族の都合。看護の正解がひとつではなく、その人とご家族が望む暮らしにどう合わせるかを一緒に考えます。

3. ひとりの方とゆっくり向き合える

1回の訪問の時間は、ひとりの利用者さんのためのものです。病棟で「もっと話を聴きたかった」と感じていた方には、ここが一番の魅力になることが多いようです。長い期間にわたって同じ方に関われるのも、在宅ならではです。

4. 移動がある

訪問と訪問のあいだには移動があります。車やバイク、自転車など、ステーションによって移動手段はさまざまです。車で訪問するステーションでは、運転免許が応募の条件になっていることがほとんどです。

5. 夜勤のかわりにオンコール

多くの訪問看護ステーションは日勤が中心で、夜勤はありません。そのかわりに、夜間や休日の利用者さんからの電話に対応する「オンコール」の当番があることが一般的です。電話で相談に乗るだけで済むこともあれば、訪問が必要になることもあります。

オンコールの回数や手当、相談の体制はステーションによって大きくちがうので、面接や見学で具体的に聞いておくのがおすすめです。くわしくはオンコールの実際の記事にまとめました。

6. 病棟の経験はそのまま生きる

急変に気づく観察の力、点滴やカテーテルの管理、退院支援の経験。病棟で身につけたことは、在宅でもそのまま役に立ちます。ちがうのは「使う場所」と「判断の組み立て方」です。

まとめ

訪問看護は、病棟とはちがう難しさと、ちがう楽しさのある仕事です。向いているかどうかは、実際に見てみるのが一番の近道です。見学や、話を聞くだけのカジュアル面談を受け付けているステーションも多くあります。

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